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ロボット訓練データのXDOF、評価額12億ドルで大型調達へ

ロボットの遠隔操作データを集めるスタートアップXDOFが、シリーズA調達からわずか3カ月で評価額約12億ドルのシリーズB交渉に入ったと報じられました。

出典
1件 主な出典
公開日時
AI利用範囲
AIによる要約・執筆(機械チェック実施)

重要ポイント

  • ロボット向け訓練データを収集するXDOFが、評価額約12億ドルのシリーズB調達で8VCと交渉中と報じられた
  • 2026年6月のシリーズA(7000万ドル)からわずか3カ月というスピード
  • 年間換算売上高は約5000万ドルまで伸びている
  • 創業者はUC Berkeley出身のPhilipp Wu氏(CEO)とFred Shentu氏(CTO)、2024年創業
  • TechCrunchは調達総額や評価額に新規資金が含まれるかは確認できていないと伝えている

このニュースを仕事でどう使うか

  1. 日本の製造業やロボットベンチャーの担当者にとっては、海外のロボット向けデータ収集の手法や外部委託の仕組みを把握しておくことが、自社の開発体制を検討する材料になる。
  2. データ収集を自前で抱えるか外部の専門事業者に委ねるかという判断は、今後ロボットAIに取り組む企業にとって共通の論点になりそうだ。
  3. 資金調達の規模だけを見て投資判断を下すのではなく、事業の中身や競合動向も合わせて確認することが実務上は欠かせない。

XDOFは、ロボットの遠隔操作データを集めて汎用ロボットの訓練用データを提供するスタートアップである。米メディアTechCrunchによると、同社は評価額約12億ドルでのシリーズB調達について投資会社8VCと交渉を進めていると報じた。2026年6月にシリーズAで7000万ドルを調達してからわずか3カ月での動きとなる。年間換算の売上高が約5000万ドルに達しており、複数の投資家から声がかかったことが今回の交渉につながったとしている。

背景

汎用的な作業をこなすロボットをAIで訓練するには、人間が実際に手を動かして得たセンサーデータが欠かせない。テキストや画像と違いネット上に十分な量がないため、遠隔操作でロボットアームを動かしながらデータを集める専門業者への需要が高まっている。XDOFはこの分野で、大手AI研究所やロボット企業が自前で整えにくいデータ収集・アノテーションの仕組みを外部から提供する立場にある。

読者

ロボットの「データ収集会社」って何をしているんですか?

ヌマ(編集部)

人がロボットアームを遠隔操作して動かし、そのときのセンサー情報を訓練データとして集めて企業に提供する仕事です。

詳細

XDOFは2024年、UC BerkeleyでロボティクスCTO研究をしていたPhilipp Wu氏とFred Shentu氏が立ち上げた。両氏は低コストの遠隔操作システム「GELLO」を使い、人がロボットアームを操作した際の動きやセンサー情報を訓練データとして収集する仕組みを開発したことがきっかけで会社を興したという。

同社は2026年6月にシリーズAで7000万ドルを調達し、Thrive Capital、Andreessen Horowitz、Lux Capital、Spark Capitalが出資した。このタイミングでステルスを解除し、事業内容を公表している。TechCrunchによれば、その後の3カ月で年間換算売上高が約5000万ドルに達するまで成長し、複数のベンチャーキャピタルから新規調達の打診を受けたことが今回のシリーズB交渉のきっかけになったという。

現在交渉が進んでいるとされるシリーズBは、8VCが主導し評価額は約12億ドルとされる。ただしTechCrunchは、今回調達する金額の総額や、評価額に新規の調達資金が含まれるかどうかは確認できていないとしている。交渉は最終段階にあると報じられているが、正式な発表には至っていない。

なぜ重要か

ロボット向けAIの開発競争では、モデルの性能だけでなく訓練に使う実世界データの量と質が差を左右する要素になってきている。XDOFのような専門データ企業への評価が急激に高まっている状況は、ロボティクス分野でも大規模言語モデルと同様にデータの調達競争が本格化していることを示している。日本の製造業やロボット関連企業にとっても、海外でどのような形でデータサプライチェーンが構築されているかを知ることは、自社の研究開発や提携戦略を考えるうえで参考になる。

今後の見通し

シリーズBが正式に成立するかどうか、また調達額や最終的な評価額がどうなるかは、今後の公式発表を待つ必要がある。ロボット向けデータ市場への投資家の関心が続くか、他の同業スタートアップに波及するかも注目される。

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