中国のAI企業・智譜AI(Zhipu AI)が公開した「GLM-5.2」が、ソフトウェア開発の実務能力を測るベンチマーク「SWE-bench Pro」で62.1を記録し、OpenAIのGPT-5.5(58.6)を上回ったと報じられています。商用利用も可能なMITライセンスでの公開とされ、オープンモデル陣営の存在感がさらに強まりました。
ポイント
- スコア: SWE-bench Proで62.1 vs GPT-5.5の58.6と伝えられています
- コスト: 出力トークンあたりのコストはGPT-5.5の約7分の1とされます
- ライセンス: 制約の緩いMITライセンスで、自社サーバーでの運用や改変を含む商用利用が可能
なぜ重要か
「最高性能は米国のクローズドモデル、オープンモデルは一段落ちる」という構図が、少なくとも特定分野では崩れつつあります。コーディング支援はAIの商用利用で最も金額が動いている領域のひとつで、そこで7分の1のコストのオープンモデルが選択肢に入るインパクトは小さくありません。一方で、中国発モデルの利用にはデータの取り扱いや規制面の考慮も必要で、企業は性能・コスト・ガバナンスの三点で使い分けを迫られることになります。